摩緒のBL隠れ家

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冬の蝉 ~特別編集版~ 新田祐克  リブレ出版 DVD 2008.03 ★★★★☆



OVA「冬の蝉」~特別編集版~
(2008/03/26)
森川智之 三木眞一郎

あらすじ

時は幕末、激動の時代。
徳川の幕臣、秋月景一郎と長州藩士、草加十馬。
二人は出会い、激しく惹かれ合うが、時代はあくまでそれを許さなかった…

「俺たちも、こんな時代でなかったら… もっと一緒にいれたかもしれないな…」


待ちに待った三連休の始まり。
萌えに浸るためにガマンした「春を抱いていた」+前世編「冬の蝉」の解禁でございます。
え~も~あとはもう寝るだけって感じに準備万端整えて、ティッシュ片手にマイシアター上映を楽しませていただきました。

どうもこの「冬の蝉」DVDは一度3巻に分けて発売されたようですが、その後「特別編集版」を廉価で発売して下さったようですね…
流石に三巻合わせて二万円以上となると、考えてしまいますが… それを一枚にまとめて「廉価」となると、すぐに飛びつく人間でございます(笑)
この際ついでとばかりに「冬の蝉」BLCDも買い込んでしまいましたわ。外でいきなり聴きたくなった時にi-Podですぐに聴けるように…
え~も~ … アホと呼んで下さいまし…( ̄- ̄;)

で…ようやくこの「冬の蝉 DVD 特別編集版」楽しませていただきました~。
もう「悲劇」というのは分かり切っておりましたので…時代に引き裂かれる恋人達をワクワクしながら見ておりました。
(こう書くと、自分が凄くオニに思えてくる…)

もちろん期待にたがわず、泣かせていただきましたが… 号泣まではいかなかったかな??
胸に迫りくる切なさと、時代に翻弄される哀しさに浸ってほろほろ涙がこぼれましたわ。
うん、良いものを拝見させていただきました。ありがとう!

え~っとストーリーを超カンタンに申し上げておきますと…完全ネタバレになりますのでご注意を。

幕末という激動の時代、幕臣の秋月景一郎と長州藩士・草加十馬が出会い、立場を越えて惹かれ合い
共に日本という国の未来を見据えて夢を語り合う。
ゆらぐ幕府の体制下、攘夷・倒幕を主張する長州や薩摩の抵抗運動が激しくなる中、開国派の草加は
藩の家老にロンドン留学を勧められ、秋月と別れて旅立つ。
数年後、ロンドンの草加の元に届いた「大政奉還」の知らせ。
急遽帰国した草加が見たのは、旧幕臣が新政府に抵抗する戊辰戦争。秋月がその中に加わっていると知り
何とか彼を救うべく新政府軍に加わり指揮官となる。
函館の五稜郭の戦場で大砲によって左足を失い自害しようとした秋月を見つけた草加は、味方の兵を殺害し、政府軍の負傷兵として救出。
戦後、新政府高官となった草加は激しい旧幕臣残党狩りの中で秋月を匿うが、生きる望みを失った秋月は自殺未遂を繰り返す…

しかしそんな日々も長くは続かなかった。
草加が殺した味方の兵の探索を命じられた相沢は、草加が秋月を匿っている事を知り、
そのせいで草加は部下の殺害と旧幕臣を匿っている嫌疑をかけられる。
相沢によりそれを知らされた秋月は自害し、その亡骸に取りすがり号泣する草加が、匂い袋の中に見つけたもの…
それは二人が初めて結ばれた時に見つけた蝉の抜け殻だった。こんな時代でなかったら、もっと二人で生きられたのに…
いつか、藩も関係なく、二人寄り添える時代が来るまで…「この蝉みたいに眠り続けていよう…」と草加も秋月の後を追って自害。
その僅か一年後、旧幕臣に対する恩赦が出されたのだった…


本当に…このあらすじだけで哀しくなってしまうぐらい、時代に翻弄された恋人達なのですよ…
亡骸に取りすがり号泣する草加@三木さんの場面で重なってくる秋月@森川さんの遺書の
「少しでも、おまえと共にいたいと願った恋心をわかってほしい…」
ええもう…ここで涙がほろほろほろ~~~~~と流れましたわ…
ここは一番の…山場ですねえ…まさしく、ここで泣かずしてどこで泣く!!って場面なんでございます。

二人ともあれほど広い視野を持ち、立場は違えど、同じ夢と希望に溢れて未来を見ていたのに… 
きっと自分たちが一緒にいられる明るい時代が来ると信じていたのに…
同じ志を持ち、同じ未来を夢見ても、立場の違いやしがらみに縛られて敵対することになってしまう非情な運命はあまりに酷ですね…
秋月が旧幕府の一員として無謀とわかっている戊辰戦争に身を投じた心情もわかるし…その秋月を助けようと
必死で旧幕府軍を壊滅させようとする草加のジレンマもよくわかる。
生き延びさせられた秋月の絶望も、それをただ見ているしかできない草加の歯がゆさも…抱き合っても心が通わない虚しさも…
見ていてただ寒々とした哀しみが胸に迫ります。
時代の荒波に翻弄されて、若くして命を散らしてしまった二人が本当に…哀れですね…
あの戦争がなければ、きっと新しい日本を切り開く素晴らしい先駆者になったでしょうにね…

でも私が一番共感しちゃったのが…相沢くんだったんですが…苦笑。
なんか…彼が一番気の毒な立場に思えてしまって…
草加に対するささやかな妬みから、悲劇の引き金を引いた人物ですが…
でも討幕運動の弾圧の中で志を同じくした仲間の死を目の当たりにし、恋人を殺されながらも命懸けで戦って自分たちの手で明治維新を
引き寄せたという自負の持ち主にとって、その動乱期をイギリス留学でノホホンと過ごしていた友人が新政府で自分よりも高官ってのは
納得がいかずにやっぱり嫉んじゃうのは無理もないかと…
ま、それであんな事を秋月くんに言ってしまった言い訳にはなりませんが… あれはまぎれもなく嫉妬からくる悪意でしたからね…

でも、その結果二人を引き裂き、自害に追い込んでしまったという一生の負い目を背負う羽目になってしまったんですから…
報いは十分に受けたと思うんだなあ…
春抱きファンからも総スカン喰らっちゃったでしょうしねええ… 

その後悔が二人の終焉の地に「空蝉寺」という寺を建てさせ、代々次男を住職に据えて二人の菩提を弔うという事に
つながったんでしょうけれど…
亡くなった二人ももちろん気の毒だけれど、でもその後を生き抜かなければならなかった相沢くんは…あまり幸せな人生を送ったとも
言えないんじゃないか…なんて余計な事を考えてしまうんですね…
その後の薩長排斥の波に呑み込まれて失脚した可能性だってあるんですからね…いったい彼はどんな人生を送ったんでしょうか…
どなたか二次創作書かれてないかなあ(笑)


ええ、というわけでとっても浸らせていただいたんですが… 
ただ… 自分がつくづく活字中毒で「アニメ脳+漫画脳(勝手なネーミング失礼)」持ってないんだなあ…
と確認させられちゃった面もありまして…(--;)
久しぶりにアニメを見てようやく自分の欠点を思い出したんですが…自分がアニメ敬遠しがちなのは、場面の状況と心理の説明が
時間の都合や話の構成上どうしても削られるので…話の流れが唐突に感じられてしまったり、その展開についていけないからなんですよね…
よーするに頭がボケボケなんです…orz
アニメだとやっぱり情報が足りなくて上澄みだけをなぞったような気分になってしまうんだぁぁ

これねえ…どなたかノベライズしてくださらないかなあ…
小説で3巻ぐらいのボリュームで読んだら…私はもっともっと話に入り込んで楽しめたような気がするんですよね… 
そーだったら文句なく永久保存版にしておりましたよ。
やっぱり歴史オタクからすると…もう少し幕末、維新の時代背景を突っ込んで欲しかったんだなああああ
まあねえ、主題がBLですからその辺りはさらりと流さないと話がまとまりつかなくなるのはよ~~くわかる。
それは本当によ~~く、わかるんですがあああ…
でも…新撰組も、薩長官軍も大好き人間には…どーしても物足りないんだよ~~~~orz 
大政奉還を数秒で説明されちゃうと…やっぱり涙が出そうになりますわ… (TОT)
よーするに「もっともっと漫画のページ数+アニメ上映時間を長く、状況も心理描写も詳しくやって欲しかった~ 惜しい~~~~」
ってところございます。

ということで…大変申し訳ありませんが★4つ+BLオマケで☆とさせていただきます。
永久保存版にするには…私がアニメ脳を鍛えてポンコツ脳を進化させる必要があるんですよ~
「春抱きファン」の方々、こだわりばっかり持ってるオタクのタワゴトだらけで本当に申し訳ない…<(_ _)>

ああ、でもいろいろ本当に楽しかったです~ ヾ(@^▽^@)ノ
現代編の「春を抱いていた」の漫画も一気に読ませていただき、ブログを検索してそこから二次創作サイトまで逝ってしまいました。
現代編はまたガラッと雰囲気が変わって「ああ、ようやく二人で幸せに生きられる時代になったんだな…」と実感させてくれますよ~
もう超超ラブラブカップルになってますから(笑)
う~ん…本当にこの「春を抱いていた」連載がいつか再開して下さる事を祈ります。

「冬の蝉 春を抱いていた 前世編」、時代に翻弄された恋人達に浸りたい貴方に是非お勧めの作品でございます。

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           ワガママもありますが…  便利な良い時代になりましたね~(笑)

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*Comment

なるほど~ 

こんにちは。

漫画脳アニメ脳ですか!!

わたしの場合、漫画脳アニメ脳は溢れるくらいあるのですが、BLアニメ脳とBLCD脳がありません。
自分でもなぜかわかりませんが、普通のアニメを見てめっちゃ萌えるのに、BLアニメを見ると引いちゃうんです。CDもしかり。
なぁんか、恥ずかしくていたたまれなくなっちゃいます。
WHY~~~???
  • posted by futaai 
  • URL 
  • 2008.09/14 13:52分 
  • [Edit]

NoTitle 

こんにちは、摩緒さま。
こちらでは、はじめまして、桃です。

私も活字の方がどうしても好きなので、コミックではいつも物足りない思いがすのですが、「春抱き」ではコミックだからこそ訴えてくるものもあるのだなあと思いました。
目線の強さ、その表情に込められた苦しみと哀しみ、まさに筆舌に尽くしがたいものが、この春抱きでは見事に表現されていると思います。
歴史背景が、突っ込めないのは、きっと二人の悲恋の方に重きを置いたからなんでしょうね。
相沢は、きっ草加が羨ましかったんでしょうね。ああいう風に自分も生きたいとか。相沢のその後・・・考えた事ありませんでした。う~ん、言われると気になります。

また、遊びによらせていただきますねv
  • posted by 桃 
  • URL 
  • 2008.09/14 17:26分 
  • [Edit]

こんばんは 

>futaaiさん 

こんばんは
BLアニメ脳+BLCD脳
これねえ…以前は私も「こっぱずかしくって、とてもマトモに見られない~~~」とジタバタしてたんですが…
要は慣れです、慣れ!!(←断言)
あの恥ずかしくていたたまれない感覚がクセになるんですよ~ もはや末期症状でございますorz

アニメ脳…どうしてもストーリーについていけないんですよね…「何で~?? これはどうして~??」
なんて頭が「???」になってモタモタしていると、ストーリーは当然どんどん進んでこちらは置いてけぼりで入り込めない(苦笑)
もう少し鍛えたいと思います!



>桃さん


ようこそいらっしゃいました♪
ハハハ、いろいろ勝手な事を言ってしまって、失礼いたしました。
決してこの「冬の蝉」をけなしているワケじゃありませんが、時代の荒波に翻弄された悲恋に主眼をおいているからこそ
時代背景の説明による個人の意志ではどうしようもない運命の肉付けがもう少しあったら、物語がもっと厚みを増しただろう…なんてね…
素晴らしいお話なだけに非常に惜しく思えてしまうんですね…
商業ベースというのはどうしてもページ数+時間の制約がありますからねえ…
その行間をもっともっと知りたい、その時何を考えていたのか、何に苦しんでいたのかもっと浸りたいという
どうしようもない欲求が身の内に溢れてくるようです。
これは…二次創作サイト様に我が欲求を満たしていただくしかありませんね(^^)
(創作の才能が無いもので他力本願でございます)

おっしゃるとおり「漫画の素晴らしさ」それは活字中毒の私もその素晴らしさに心底惚れ込んでいるところでもあります。
文章では何行費やしても語りきれない印象的な情景が、たった一つの画面にすべてをこめて一瞬で読者に伝わる。
視覚と印象でとらえる瞬発感のようなものが、文章だとどうしてもモタモタ感じられてしまったりしますから。
それぞれの話に適したメディアがあるってことなんでしょうね(笑)

相沢くん、その後を考えてみるとやっぱり気になりますか? いろいろ想像してみるとまた面白いですね。
また桃さんのお宅にも寄らせていただきます。
おいでいただきありがとうございました。
  • posted by 摩緒 
  • URL 
  • 2008.09/14 19:17分 
  • [Edit]

あぁぁぁ>< 

これ、以前PVを見た時に、内容も知らないくせに切なさが凄く伝わってきて、とっても気になってました!!

見ちゃったの?
どうなの?
良かったの??

凄いレビュ気になるんだけど、でも作品を先に見たい感もあって、読めない(;_;)

いいなぁ、OVA・・・見たい・・・・・

だって、モリモリが・・・・・(笑)
  • posted by みどり 
  • URL 
  • 2008.09/15 14:42分 
  • [Edit]

そう、もりもりなの… 

みどりさん こんばんは~

おお、名前はご存じでしたか?

ええ、見ちゃいましたとも~
すっごくすっごくよかったですよ~

レビュー読まないで何にも先入観無しで見たら一番すんなり
スッキリ物語に入り込めると思いますよ~

もりもりの「凛としたお声」がすごく引きこまれるんです。
これは是非お勧めですよ~ 泣けるけど(笑)

ご興味あったらご一報を~♪ キャハ
  • posted by 摩緒 
  • URL 
  • 2008.09/15 20:44分 
  • [Edit]

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