摩緒のBL隠れ家

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徒花 水原とほる ガッシュ文庫 2006.11 ★★★★



徒花(アダバナ) (ガッシュ文庫)
(2006/11/24)
水原 とほる

あらすじ

会社勤めの和彦は、ある夜高校時代に片思いをしていた同級生の赤澤に再会する。
整った顔つきに鋭い視線で周囲を威嚇していた赤澤は今は暴力団の構成員になっていた。
酔った赤澤に気まぐれに抱かれて、昔と変わらぬ想いを自覚する和彦。赤澤にとって自分は特別な存在じゃない。
けれどもっと奥深いところまで赤澤が欲しい。両親に愛されずに育った、本当は不器用で繊細な赤澤を守ってあげたい。
危険な目に遭わないよう組を抜けて欲しいと強く思った和彦は…。


注意 水原先生について少しだけ好き勝手な妄想を吐いてますので、少々気分を害される方がいらっしゃるかもしれません。
    と言うことで、ここから先の閲覧は自己責任でお願いいたします。



水原とほる先生は、ワタクシが去年BL大復活を果たしてから知った方の一人なのですが…
半端じゃなく暴力、血、殺伐シーンを描いて下さる方です。

初めて読んだのが「青の疑惑」の3Pもの。
バクロしちゃいますと、ワタクシ、3P物キライじゃないんですよね…
ってゆーか、良い男を選べなくて両手に花状態読むのは好きなんです(笑)
そんな状況ありえね~~って感じなんだけど、自分が「二者択一」が大の苦手で、買い物でもさんざん迷って
結局両方買うハメに陥ることが多いので、そーゆーくだらない理由で共感できちゃう部分もある(爆)
それと恋の鞘当てを読むのは大好きなんですよ。良いオトコが嫉妬に苦しむのは良い気分ですわ…わははは。
あとねえ、能力のある恋敵同士が愛する者の為に一致協力して敵を追いつめてたりするのを読むのが好きなんだな…
女には到底不可能ですからねえ、そんなのは…

でも3Pセックスシーンはねえ…読んでてハッキリいって想像力がおいつかなくて適当に投げちゃう時もあるんですが…(←バカと呼んで)
だってさあ、手も足も舌も指も倍よ? 倍! どこに誰がどーゆー体位でって詳しく説明されてもですね、
どーも空間把握能力ゼロ人間には想像しづらいんですよ…
まあ面白いから読んじゃいますが…どーゆーカラミになってるのか理解しようと努力するのに忙しくて、エロ妄想に浸る余裕が無い(苦笑)

そんなヘナチョコ3P好き人間が古本屋で「青の疑惑」を見つけて読んで…少々ショックを受けました。
3PどころかSMという性の深淵を垣間見てしまったもので…
奥が深すぎて、のぞき見るだけで少々腰が引けちゃいましたわ。…いえ、凄く面白そうなんだけどさ…

それから何冊か水原先生の本を読ませていただいたんですが、共通するのが「闇と暴力と理不尽」の印象ですね。
甘い恋物語なんてあり得ない。
なんだけど、その殺伐とした生命のやりとりの中でこそ生まれる刹那の恋という物が楽しめるんですねえ…
一種独特の世界をお持ちで、嵌りだしたら止まらない予感がありますわ…もう知らなかった頃には戻れないと言いますか…
例えるならばSMに嵌って、フツーの優しいセックスじゃあもう物足りなくなっちゃう感じ??(←これは恐ろしいかも)
貞操、純潔を求める方には絶対向かないですけれどね…

なんだけど~~~

う~~~…なんというか…もんのす~んごく暴力シーンがドロドロ続いて凄いものもあるんだけど…
もーね、3Pなんて可愛いもんだわよ。
だって自分の目の前で恋人を輪姦させて、それだけじゃあきたらずSMプレイまでさせちゃって自分は見物しちゃったりするんですよ??
すげ~~BLもここまで来たか……と驚いちゃったもんですが…

だからこそどうも……イマイチ消化不良の想いで読了することが多いんですよ…(←一応小声で)
なんでかなあ……それも途中の内容が悲惨であればあるほどそんな感じのもやもやが胸から離れないんだな~

多分ねえ…あまりに悲惨な暴力や過酷な状況が続くので、その状況から一応ハッピーエンドへのギアチェンジが読み手として
うまくいかないせいなんではなかろーか……そのままもっともっと悲劇を予想してしまうような…
…単に私が妄想過多のヘボ読者なせいかもしれないんですが…

これを言ってしまうと、自分が超超鬼畜人間であることを告白しちゃうようなものですが、よーするに最後までの暴力が物足りないんだよ~~
途中読んでいて辟易しちゃうぐらいの暴力シーンが続くとねえ…
どうも………どうせならそのまま最後まで突っ走っていってしまって欲しくなるんだな~
ハッキリ言って、悲劇を求めちゃうんです…orz
BLじゃ悲劇はNGですからそれはありえないんですけれどね…でも…惜しい

多分ね…水原先生にJUNE作家さんの作品の暴力版を書いていただいたら、もうバスタオル片手に泣きながら読むであろう、
凄まじくも救いようのない悲劇の名作を書いていただけるんじゃないかなあ…なんて勝手に思ってます。

いえ、…まあ、ワタクシ、ハッピーエンド大好きですけれどね??(←説得力があまりない)

なんだけど~~~、この方には暴力的アンハッピーエンドが似合う気がしてならないんだよ~~あの話の展開からすると!!
暗ーいフランス映画みたいな…最後の3分で敵も味方も全員死亡で終わりとか。(こーゆーのが好きでたまに見てる人)
どーせやるなら、徹底的に逝こうよ~~~!!(←思考回路が超キチクです)

あ~~スミマセン。水原先生のファンの方はチョット御気分悪くされたかもしれません。勝手に叫んで失礼しました。
ま、よーするにですね、そーゆー愚痴を言いまくってしまうほど、結局のところ嵌ってるワケですよ。
ワタクシ、興味ないものには見向きもしない人間ですから、ハイ。

前置きがものすごく長くなってしまいましたが…(ここまで我慢して読まれたアナタは偉い)

そんな腐った思考回路で水原作品を読んでいるワタクシが「おお、初めて最後まで納得して終わった」と思ったのがこの「徒花」

普通のサラリーマンの視点からヤクザを見るせいか、読みやすくて感情移入しやすかったのが勝因かと勝手に思っているのですが…
…突飛じゃないんだな、うん。 普通で、懐かしくて、切なくて、暴力的で、そして微笑ましい。
…返って他の水原作品読み慣れた方が読んだら少し物足りないのかもしれませんけど…

先ほど言った自分の目の前で恋人を輪姦させたヤクザが出てくるんですが…まあ、不器用な男の不器用さ&バカさ加減
と受け止められなくもない…かな??

高校時代の同級生であり初恋の相手に再会したら、相手はヤクザになっていたリーマンの話なんですが。
この主人公がね、本当に純粋な恋情を見せてくれるんです。
普通相手がヤクザになってたら、その時点で逃げ出すと思うんですが、まさしく高校生(もしくは純情中学生)の恋愛よ、もう一度
という過程をたどって、少しずつ微笑ましい恋愛ストーリーをヤクザ相手に展開してくれるんですね。
思わず「そんなに無防備でいーのか…」と思ってしまいますが、それでもその微笑ましさに読者も応援したくなってしまうほどですわ。
多分、ヤクザさんもその一途さに学生時代の郷愁を覚えて自分の人生をやり直せるような気分になれたんだろうなあ…
なんてね、思ったりします。

しかしそんな微笑ましい恋愛も、ヤクザがらみだと微笑ましいだけでは当然すまないワケで…
さまざまなしがらみに縛られて、危険な橋も渡らなければならないヤクザを助けたい一心で、彼を裏切ってしまう主人公。
それがバレた時、かわいさ余って憎さ百倍とばかりに、例の輪姦シーンになってしまう訳です…

そんな酷い目にあわされても彼を憎まず、愛する事ができるとは…心が広いというか…愛はすべてを凌駕するのでしょうか…
その辺りは…愛と性の深淵を覗く気分ですが…受け止められなくはないかなあ、読者としては。
切なくも愛おしい感情ですね…
というわけで、ヤクザの方もほだされてですね、二人のまっとうな陽のあたるハッピーエンドの為に命を張り、
それまでの人生をリセットして来るというしみじみハッピーエンドへ続いてくれます。
別荘暮らしは長かっただろうけれど…待っている人がいてくれると思えば耐えられたでしょう。
これからどうか二人でお幸せにね~♪ と素直にお祈りしてしまいますわ。

でも、この「徒花」出版年月日見ると、2006??
ってことは…水原先生、だんだん鍛えられて暴力設定がパワーアップしてるってこと??

ワタクシ、そのバージョンアップ編を最初に読んでしまったのか…逆だったのね…
まあ、そのショック療法のおかげで、こちらも鍛えられて慣れてきたところにこの初期の「徒花」を読んだので
すんなり入り込めたような気がしないでもないですな…うん……
う~~ん、鍛えられた今、もう一度イマイチ感が残った最近の作品を読み返したら、今度は嵌るかもしれませんね…
そのうちまた読んでみよっと。

暴力と闇に彩られた烈火の恋に嵌りたい、まだビギナーな貴方にお勧めの作品。


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