摩緒のBL隠れ家

摩緒のBL読了本感想ブログ。BLと聞いてわからない方は危険ですのでお逃げ下さいませ。 since 2008.1

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  • [No Tag]

アレキサンドライト  山藍紫姫子  角川文庫  2006.02  ★★★★☆


シルバーウィークもあとわずか。
飲んで食べてのんびり読書~☆なんてやっていたらあっという間でございました。
なんで楽しい時間ってこう飛ぶように過ぎるかな…

ま、でも土曜日には待ちに待った新刊が沢山でるもんね~
それを励みにがんばりまっす!
ブログ更新、相当にぬる~~くなっておりますが、それでも毎日ぽちぽち訪れて下さる方々が
いらっしゃるようで心から御礼申し上げます。
疲れるとストレス発散にBL読みまくる法則があるんですが…感想あげる余裕がなくてですね…汗
う~ん…考えてみると今年はまだBL作品で「永久保存版」には出会っていないような…??私のチェックが甘いのか…( ̄- ̄;)
BLで面白い!本との出会いは山のようにありましたが…去年の「春抱き」萌えや「間の楔」萌えクラスはなかったり…
その分一般本で沢山お宝本に出会えましたから満足してますけどね…わはは。
でもまあ今年もまだあと3ヶ月強ありますから。のんびりお待ちしましょうか
やっぱり超萌えまくる」作品に半年に一度ぐらい巡り会えたらステキだよなあ。

さて、新作読むのもステキですがたまに「大好き作品」を読み返したくなる波が来るんです。
この度「正統派耽美」作品に浸りたくなって本棚から取り出したのが「アレキサンドライト」
相変わらず好き勝手にほざいておりますが、お気がむいたらお付き合いくださいまし<(_ _)>



アレキサンドライト (角川文庫)
(2006/02)
山藍 紫姫子

あらすじ

流れるような黄金の髪と怜悧に煌く緑潭色の瞳を持つ美貌の貴族シュリルは、隣国の軍人、マクシミリアンに捕らえられた。
彼は、妹を死に追いやったシュリルに復讐を企んでいたのだ。
シュリルは贖罪のため、マクシミリアンにその身を差し出す。想像したこともない屈辱に翻弄され、貶められるシュリルだったが―。
憎しみと禁断の愛に彩られた、官能の美を描く衝撃の耽美ロマン。


イリス」により耽美な世界に目を開かれ、続いて読んだ耽美小説の名作「アレキサンドライト」のおかげで首までドップリ耽美に
嵌り込んだ人間がここに一人。
これね~ 最初に見た時「舞方ミラ」さんの美麗なイラストがイメージにぴったりだったんですよね~
「イリス、アレキサンドライト、冬の星座、両性具有三部作」の中で、おそらく一番正統派耽美のド真ん中を逝っている作品
ではないかと思われるのですが。え~も~…一番好きなんですよね(笑)
時代背景がフランス革命をモデルにしたような歴史絵巻風なせいもあって、オタクのいろんな萌えツボに直撃してくれちゃったんです。
思えばこの作品で初めて「三角関係」「3P」を読んだんじゃないかなあ??あれは当時まだ(純情だった)乙女には
結構衝撃的だったんですけど…
イリスが耽美入門としたら、こちらは気品ある濃厚艶麗官能小説を楽しめると言えるのかな。

BLに舞い戻ってしばらくして一般小説の文庫本の棚を眺めていた時に角川文庫で「アレキサンドライト」を
発見した時は目を疑いました。
とっさに他の「アレキサンドライト」かと思ったんですが…でも「山藍紫姫子」って書いてあるし…ぱらりとめくってみたら
やっぱりあの懐かしの作品で、そのままレジに直行しちゃったんですけどね~
いや~それにしても…角川書店、勇気あるなああ。本格耽美小説をここからねえ…
並んでいる背表紙の他の著者名を見比べると「まぎれこんじゃった」ような不思議な感覚がしますが…
でもおかげさまでこの「アレキサンドライト」を堂々と本棚に置いておけるんですよ、感謝感謝!\(^o^)/
ただまあね…カバーイラストが…舞方ミラさんのイメージが染みついている人間からみると、ちょっとビックリだったんですけれどね。 
いえ、シュリルの悲愴感が良くでていてステキだとは思いますが…
一見殉教した聖女を描いた中世の宗教画のような感じがしてですね… 一瞬ドキッとなるんです…(^_^;)
物語からするとこちらのイメージの方がピッタリなのかもしれませんが…ファーストインパクトというものはいかんともしがたいのです…ハイ。

物語は聖将軍と呼ばれ賛美されるシュリルと妹を彼によって殺されたと彼を憎むマクシミリアン、シュリルに横恋慕するラモンの
三人の愛憎劇となってまして。
故国に革命が起き、シュリルはマクシミリアンに捕らえられ、徹底的に陵辱され、無理矢理官能に目覚めさせられるんですね。
それは愛憎の混じり合う官能美の世界。
両性具有という自らの身体に対する根深い罪悪感、嫌悪感、不完全な身体を父親に厭われ、それゆえに殺されかけた深い心の傷。
心の傷をさらにえぐられるように憎しみをぶつけられ、陵辱され、人形のように甘受する日々。
愛された事がないゆえに、愛することを知らないシュリルが、愛憎入り交じる複雑なマクシミリアンの心がわからずにすれ違うのですが
互いの心の傷を知り、官能の交換により深まる絆が自然に描かれておりまして。
この辺りがね~何度読んでも浸ってしまうんだなあ。艶めいて麗しい耽美の世界をじっっくり味わえる感じなんですよね~(///△///)

ラモンに奪い返されてからもマクシミリアンを慕いながらラモンに抱かれる日々に耐えられず…
とうとう逃げ出してマクシミリアンの元に逃げ込み、二人の男はシュリルを巡って争うというまさに三角関係の王道を
やってくれます。\(^o^)/
個人的にはねえ…ラモンの方が年下だけど国の重鎮になってるし、性格も一途だし、お買い得だと思うんだけどなあ…
だってマクシミリアンってシュリルのせいで結婚を断っちゃったせいで王の不興を買って閑職に追いやられちゃってるんだもの。
将来性考えたらラモンの方が絶対オトクだってばさ~(←打算だらけでスミマセン)
でもまあ…シュリルはあのぎこちない思いやりにやられちゃったんだろうなあ…とは思います。
憎しみからの陵辱にせよ初めて自分に触れた人間でしたからね。
心の傷のケアをしてくれた人間を慕うのは当たり前か… インプリンティングのようなものでしょうか。

ま、そんな感じでこってりド耽美世界を味わえてこれぞ王道なんだろうなあ…と思い知る感じ(笑)
よーするに本棚永久保存版なんですが…ただこの耽美世界を一度味わうと他がなかなか読めなくなるという困った症状がありまして(--;)
そんなワガママなせいで評価は一応-☆となってます。

耽美の世界にドップリ浸かりたい方にお勧めの作品でございます。ぜひ一度お試しあれ~☆


↓耽美はステキ♪
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ



拍手&メッセージ御礼

3日、4日、5日、6日、8日、11日、14日、17日、20日、21日、22日と沢山沢山の拍手ありがとうございます!
すっごく励みになります~!!感謝です☆ ヾ(@^▽^@)ノ

>Kさま こんばんは お返事遅くなってすみません。「十二国記」もうすぐですね!ROSE GARDEN、木原ファンタジーを
    堪能して下さいましね~♪
  • [No Tag]

*Comment

こんにちは! 

「アレキサンドライト」!これはもう凄いですよね。「耽美」を体現しているというか、結構エゲツナイことをやっているのにどこまでも品があるといいますか(でも官能小説!)、私も大好きな作品です。そしてラモンのラストの負け惜しみ台詞が可愛くてたまらなかった!愛すべき当て馬だと思います~
角川文庫の山藍本はすべて読みましたが、これ以外だと「色闇」が好きですね。そういえば「幾千の河もやがてひとつの海になる」という作品を摩緒さんはご存じですか?色々凄くて、こういうのをトンデモ作品というのだなと納得した覚えがあります・・・。動物が出てくるのですが、正直引きました(笑)

他の両性具有2作品は未読なので読んでみたいです。
昔の山藍作品は何気に図書館にあったりするので探してみます!

  • posted by yori 
  • URL 
  • 2009.09/25 11:34分 
  • [Edit]

耽美ですよね~☆ 

yoriさん こんばんは~

ホント、相当にえげつない官能小説なんですが艶っぽいというか上品なのが流石だと思います。
エロじゃない、「耽美」を堪能できるんですよね~
やっぱり主人公達が格好良いし麗しいからでしょうか(笑)
あと性格も高潔だからかと思ったりします。

> そういえば「幾千の河もやがてひとつの海になる」という作品

さあ?? このタイトルでは知りませんが、ただ「冬の星座」のようにタイトルが変わっている作品も
あるみたいなんで…もしかしたら知っているのかもしれません。
山藍作品は総なめの勢いで読んだハズなんですが…間が空いてしまっているので…

> 昔の山藍作品は何気に図書館にあったりするので探してみます!

そーなんですよ。我が町の図書館に「イリス」が置いてあって驚きました。
以外と図書館って「耽美」に寛容なんでしょうか。
だったら嬉しいんですが…間違って小学生が手にとらないように祈るばかりです(笑)
お互いいろいろ耽美作品を堪能したいですね!
  • posted by 摩緒 
  • URL 
  • 2009.09/25 19:36分 
  • [Edit]

Comment_form

管理者のみ表示。

*Trackback

トラックバックURL
http://maomaojp.blog42.fc2.com/tb.php/138-185cf6a6

Menu

プロフィール

摩緒

Author:摩緒
いらっしゃいませ。
摩緒のBL隠れ家へようこそ♪

初めての方は「摩緒のご挨拶」
「摩緒のプロフ」をよろしかったら
御覧くださいませ。

評価が★4~5のBLリストはコチラ


摩緒さんの読書メーター
読書メーターにBL読了本を記録中

摩緒の最近読んだ本

BL以外の読了本はたなぞうマイページで更新中

誰でも参加できる読書コミュニティ 「たなぞう」



参加してます。ぽちっと応援よろしく♪

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

最近の記事+コメント

2009年の萌え!

風が強く吹いている
箱根駅伝をめざす青春小説。萌える!
風が強く吹いている 感想
私立探偵・麻生龍太郎
聖なる黒夜の続きが気になる方!
私立探偵・麻生龍太郎 感想

BEST in 2008

2008年に出会えた摩緒的Best作品

聖なる黒夜〈上〉 (角川文庫)
重厚なミステリーです。 最高!!
聖なる黒夜 感想
薔薇色の人生 (ビーボーイノベルズ)
ささやかな幸せを優しく味わえます
薔薇色の人生 感想
交渉人は疑わない (SHYノベルズ)
極上のエンターテイメント作品
交渉人は疑わない 感想
OVA「冬の蝉」~特別編集版~ [DVD]
BL版ロミジュリの悲恋に浸れます
冬の蝉 感想

萌えを満喫できて心から感謝します☆

カテゴリー

萌え人数☆


萌えing  :

Thanks for 10,000 hit! 2008.Sep.25
Thanks for 30,000 hit!! 2011.Jan.15

ニコニコ動画

「間の楔」の神作品を見て聴いて
往年の萌えに浸ってみて下さいまし♪

お気に入りリンク♪

ほぼ日参させていただいてます。
いつもありがとう♪

摩緒のお気に入り度

個人的贔屓評価ですので
その点ご容赦願います☆

★★★★★ 永久保存版
★★★★☆  すばらしい!
★★★★   オススメです
★★★☆   とても面白い
★★★    ふつーかな…
★★☆    う~ん、微妙?
★★    古本屋で買ってね
★☆     むむ…イマイチ
★       ドナドナ決定

ブログペット 

メールフォーム

お気軽にどうぞ♪ いつでも大歓迎★

名前:
メール:
件名:
本文:

BL×B.L.People

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

ブロとも申請フォーム

Web拍手

ぽちっと押して下さると我が家の
猫達がお出迎えいたします(笑)

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。