摩緒のBL隠れ家

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あなたにそばにいて欲しい 雪代鞠絵  花丸文庫 2005.06 ★★★★


気がつけばGWが始まる雨の週末になっております。月日が流れるのはホントに早い…しみじみ…
ところで私が大好きな榎田先生の「交渉人シリーズ」の続刊が5月下旬に発売予定と知ってうほほほ~~い♪となっております。
確か去年の10月末に続編が出ましたから、ずいぶんと早いですね~!! よほど読者の反応が良かったとお見受けいたします。
え~そーでしょうとも!!(*^▽^*)  「交渉人は振り返る」 もんのすっっごく楽しみでっす!!

それでは久々にBL感想へ逝ってみようかと。相変わらず脱線しまくりですがよろしかったらお付き合い下さいませ~☆



あなたにそばにいて欲しい (花丸文庫)
(2005/06/17)
雪代 鞠絵

あらすじ

沢野瑞希は、青年実業家である清家貴之の愛人。
「猫のように高慢でいろ」と命じられるままに、贅沢三昧の毎日を送っている。
一流ホテルのスウィートルームで迎えるはずの誕生日を貴之にすっぽかされた瑞希は、そこでボーイをしていた柏原啓人と
出会い、なりゆきで彼を家政夫として雇うことにした。
年下のくせにいつも毅然としている啓人に、瑞希は反発を覚えながらも強く惹かれていって…。


たまに「心を揺さぶられる話を読みたい」と思う時がありますが、その時に一番確実なのが「泣きツボ」を押さえた話を
読むことではないかと思います。
人によってそれぞれ「泣きツボ」「笑いツボ」「萌えツボ」などがありますが、この中で比較的ねらい所を定めやすいのが
泣きツボ」では無いかと。
いわゆる「死にネタ」「可哀想ネタ」というヤツをやれば、その展開はわかりきっているにしても「絶対に読者は泣く」
というお約束になるんですよ。
とくに「死+可哀想」のダブルパンチで来られると、滝涙で目が腫れ上がって他人様に見せられないよーな顔になってしまうんですねえ。

BLでは「死にネタ」は御法度ですから、次に来るのが「可哀想ネタ」。
フランダースのネロ少年のような健気な男の子が不幸な目にあってしまうと…もう可哀想で可哀想で。
主人公がイタイケで健気なほどこちらの胸はぐぐぐっとしめつけられ、ティッシュで鼻をかみ、ズズッとすすりながらページを
めくるという事になるのです。
私の泣きツボをぐいっと押しまくってくれるのがこーゆー「健気な犠牲ネタ」なのですが…
童話の「マッチ売りの少女」や「人魚姫」に涙した(元)乙女達はこれに弱いんだよねええ(>_<)
幼い頃の純真な視点を失ってもなお、胸に迫る何かに毎回涙腺をやられてしまうんですわ…

そんな「世界名作劇場のお話」(←Mさまのパクリ。うまいっ)を書いて下さるBL作家さまが雪代鞠絵先生なのでございます。
雪代先生には何年か前、まだビフォー木原の時代に巡り会って、それ以来何冊か正統派のお伽噺を楽しんでいるんですよね…
愛する人の為にウソをついてでも自らを犠牲にして別れを選択するなんて健気ちゃんをやられたら…
こちらはその時点で大泣きしてしまうんですよ~
まさにブロークンハート。心がちぎれそうな愛ゆえの痛みと言うヤツが味わえるのですねえ。
ああ…これは永遠の我が泣きツボですわ… 多分自分じゃ死んでもできないケナゲすぎる思考回路だからだろうなあ…(←殴)

お話は若き実業家・貴之の愛人をやっている天涯孤独な瑞希と、両親を亡くし苦学生の身で病気の弟を抱えながらも
健気に生きている青年・啓人との出会いから始まります。
贅沢三昧の暮らしを与えられても仕事が忙しくてほとんど会えない愛人をただ待ち続ける日々。
瑞希はどうしようもない孤独をまぎらわせる為にアルコールに頼り… 
そんな愛人の面倒を見させるために貴之は啓人を家政夫として雇いいれる。
そのささやかな心温まる二人の交流は愛情へと変わり…瑞希と啓人は貧しくとも愛情に溢れた家族として生きていこうと、
不幸な中でも寄り添って生きることを決意するのです。
しかしそんな彼らの前に無情な現実の壁が。
啓人の幼い弟の手術代を出してほしいと愛人の貴之に頼んだ時、その見返り条件は啓人と別れて貴之と共にNYへ移住すること。
愛する啓人と弟の為に瑞希は必死になって若い啓人を傷つける演技をして…彼らは別れることになります。
ま…その後の話があるから救われるんですけれどね…

瑞希が啓人に別れを切り出し、手切れ金として手術代を渡そうとする時の心情が本当に…痛々しくて、
でも、自分に出来る唯一の愛情表現として…啓人を騙そうと必死なのが伝わってきて。
読んでいて胸が切り裂かれるように哀しくなってしまうんですよ。
ままならぬ現実にあがきながら、必死で寄り添って生きる弱い者にどうして不幸がこれでもかと降りかかるのか。
この世に神も仏もいないのかと恨みたくなります。
無力な自分が悔しくて、それでも何か愛する者にしてやりたくて。 そんな必死な献身という願いがね…
読んでいるこちらの心を揺さぶってくれるんだなああ…
愛に餓え、愛を求め続けた瑞希が、自分が愛を与えることでようやく「愛するということを知る」過程が
哀しくも切なく伝わってくるんですよね…


まあ今読み返すと寂しがり屋で孤独な瑞希が、待っても待っても来てくれない愛人を自堕落に酒を飲んでブラブラ待ち続けているのが
イラッとしちゃったりはするんですけど(苦笑)
「そんなにヒマなら、自分で何か生き方でも趣味でも探せばいーじゃないか!そんなに寛大な愛人で、贅沢放題甘やかされて
恵まれた環境にいるのに愚痴ってんじゃねーーー!!」
ってミもフタも無いことを思っちゃいますが…でもまあその辺りはね、愛に飢えた子供が真実の愛に巡り会う
お伽噺の伏線として読むべきところなんです、うん。


脱線しますが…最近ねえ、児童書のジャンルに分類される恋愛物?を私とだいたい同年代の方にたなぞうで紹介されて読んだんですが…
正直「今の自分に児童書の、それも中学生の恋愛話読んでも違和感感じずにいられるのだろうか?」と半信半疑でして。
ハッキリ興味本位で図書館の児童書の棚に気恥ずかしい思いをしながら手にとってみたんですが…
ボロボロ泣きながら、ほろ苦く甘酸っぱい初恋話を一気に全巻読んだ事をここに告白いたします(笑) 
嵌るまではいかないかもしれないけれど、流し読みしちゃった部分をあとから読み返すほど面白かったです。
お見それしました、スミマセン~~~<(_ _)> と平身低頭しちゃいましたわ。
キャンディキャンディの原作を書かれた方のお話だと読後に知りました。(キャンディキャンディはあらすじしか知らないけど)
確かに少女漫画っぽい話の展開だったかもしれない。テーマは相当に重かったですけどね。
一応タイトル申し上げておきますと「天使/のはし/ご」全5巻 名木/田恵/子 です。

やっぱりどんなジャンルだろうが、トシを取ろうが心を揺さぶるものに変わりはないんですね… 
年代によって感覚が麻痺することはあるし考え方も変わってはくるけれど…それでも泣く時は泣くし、感動するのだ。
W.ディ/ズニーの言葉を思い出しましたよ。「誰もが昔は子供だったんだ」ってね。
だから大人がアニメ見たって童話読んだって普遍的なテーマには心揺さぶられ、現実を忘れて楽しむことができる。
BLもね…いろんなテーマを扱ってくれて、時にエロエロだったり暴力的だったりしますが、それでも乙女の夢を
様々な形で描き出してくれるから、ず~~っと離れられずにいるんでしょうねえ…

コホン、脱線しすぎましたね。
まあ、とにかくちょっと初心に戻ったというか乙女ゴコロに浸れた時間でございました。★4つとさせていただきます。

「あなたにそばにいて欲しい」健気な恋心に浸りたい方にお勧めです。

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      ここにも藤本ひとみファンが! 王領寺静名義のお話、懐かしいですね~ もちろん読んでましたよ~!
      確かジャンヌ・ダルクの時代にタイムトリップする少年物でしたね。シャルルのご先祖様が出てきて喜んでました。
      あれも…古代ローマへトリップしてそこで中断していたような記憶が…(泣)
      本当に続編がいつか出ないでしょうかと祈ってしまいますね…妄想と言っても限りがありますよね…
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