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そして春風にささやいて ごとうしのぶ 角川ルビー文庫 1994.04 ★★★★



そして春風にささやいて―タクミくんシリーズ (角川文庫―スニーカー文庫)
(1992/04)
ごとう しのぶ

あらすじ

私立祠堂学院。ここは、人里離れた山奥の全寮制男子高校。過去に心を閉ざし、“人間接触嫌悪症”になってしまった葉山託生の新しいルームメイトは、全校生徒のアイドル、ギイこと崎義一だった。否定され、無視され、諦めることで自分を守ってきた託生。けれど、ギイが愛することを教えてくれた。その人の過去も現在も、そして心も身体も、全てを愛することを…。小説「JUNE」掲載作品他、噂のシリーズから、託生がギイと出会い、過去から解き放たれていくまでの、5編を収録。



この本もワタクシのBL歴の初期の初期に出会った思い出深い作品でございます。

ぽかぽかと春うららかな桜の季節。ところは横浜、栄○堂書店。
あの柱の前の新刊コーナーに、とびぬけてめだっていた表紙のショッキングピンクと
何ともロマンティックな絵にふらふらと吸い寄せられ、これから二時間も乗る電車の中での暇つぶしに
ちょうどいいとつい手に取ったのが運命の出会い…
ああ、今も目に浮かぶシーンでございます。(←絶対おかしい)
あのころ、確かまだルビー文庫創刊以前の「角川スニーカー文庫」だったんですよ。

米国留学する親友を空港へ見送りに行く横○賀線の中で、二時間ただひたすら読みふけり…
旅立ちの不安と緊張の中、空港ロビーで親友が「涙のわかれ」をのたまい、それに応えて頭は
タクミくんの煩悩世界モード」に浸って言う親友への別れと励ましの言葉がなんと空々しかったことか…
帰りの横須○線でも早速タクミくんにかじりついて、たった今、見送ったばかりの親友の事などとうに彼方の空だった…

今更ながらのザンゲでスマンが、
Aよ、あの時は悪かった…未だ続いている友情に免じて、どうかこの目先の誘惑に弱い
今更ながらの腐女子をやっている私を許してくれ~~~



…コホン、甘く、切なく、懐かしい記憶から立ち戻ったところで……

BLに嵌っている乙女達ならば、まあ過去に一度は手に取ったことがあるであろうタクミくんシリーズ。
「コバルト文庫から卒業しはじめた夢見る乙女達が最初に手にとるのにちょうどいい、BLビギナー御用達本」
ってところでしょうか。

ギイくんはまさにBL乙女の永遠の「白馬の王子様」で、今読んでも「こんな高校生いるのか~?」
なんてね…感心してしまうほどですよ。

それほどドギツイ描写もなく、恋愛のすすみ具合もまさに乙女チック。
朝チュンに近いものがありますけれど、やわやわと優しい愛情表現ってところが、乙女心にはピッタリっていうか、
「男同士の恋愛」ビギナーにはあれでも結構衝撃的だったんですよね…
う~ん、BL開眼にはちょうど良かったかもしれない。

初めて読んだ時はこちらもまだ学生やっていて、全寮制とはいえ「高校生活」というものにまるで違和感がなかったんですが、
あれからもう15年以上たってしまうとですね、「学生生活」というものがキラキラ輝く思い出の中にのみ存在する、
夢の世界って感じになってしまうんですよ。
あの頃何考えてたんだろうなあ…
だから今読むと、物語にどーしても感情移入しづらいですね…十代という年齢がね…もう異次元で理解しづらくて…
何というか…全寮制の濃ゆ~い世界がね、照れくさいっていうか…現実味に欠けるんです。

ま、それがいいんですけれどね。タクミくんシリーズですから。
やさしい、綿菓子のような、それこそ春の光に包まれた、あのシリーズの世界独特のやわらかな感覚にノスタルジーと安心感を覚えて
新刊が出るとついつい買ってしまうという罠に陥っている方も少なくない筈。
ハイ、私もその一人です。
で、その後泣く泣くドナドナになるという悪循環を懲りずにやっておりますよ。

もうシリーズでいったい何冊出ているのか、数えたことはないんですけれど、15年かけてたった1年しかお話の中では時が過ぎていない
ということは、これはもうサザエさんのごとく、タクミくん達は永遠に高校3年生をやってるんでしょうねえ…

それの欲求不満を感じていらっしゃる方はやはり多いようで、自分の欲求不満解消とばかりにタクミくん二次創作サイトを渡り歩き、
大学編、ニューヨーク編、なんかを読ませていただいたことがありますよ。
今となってはこちらの方が萌えツボにはまるんで、もっともっと読んでみたい…苦笑。

矛盾してますけれどねえ…変化を求めながらも、変化以前も懐かしくて…変化後も知りたい。
要するに欲張りになっただけなんだろうか…

書店で「15周年アニバーサリー」を見かけて「15周年」という言葉にショックを受け、衝撃と懐かしさのあまり買ってしまって
初めてようやく祠堂の校内配置が理解できました。←空間認識力ゼロ人間
ワープ橋だの音楽堂だの林だのって言われても、どーにもこーにも配置がわからなかったんだな~
これだけの為に買った甲斐はありましたわ…

でも未だ明らかにされていない「タクミくんとギイの初めての出会い」。
いったいいつになったら読めるんだ~
これが出たら絶対買おうと思っているんですけれど。

まあいろいろ文句を言いながらも、結局のところは懐かしさと甘い感情を思い起こさせる大好きな作品ってことで、
これも足を洗えそうにないんですけどね…
ただ、以前よりは萌えの度合いが小さくなったってだけでして。


そしてなんとこの度「実写化」されるとの噂を耳にして「そりゃ~いくらなんでも無茶だろ~」
と思ってしまった。

どうも小説や漫画の実写版って苦手でしてね…
あの二次元の世界でしかありえないビックリ加減を実写化されるとどうにもウソくさく感じられるっていうか、演じてます~って感じに
なってしまうのがどうも目についてしまって…
いろいろ後悔してるにも関わらず、食わず嫌いは健在でございます。

ま…これもまた、どなたか見に行かれた方の感想ブログでも拝見したら、コロッと意見を変えて
見に行ってしまうかもしれませんが…

星5つと言いたいところですが、何しろ星五つの基準が私的には「永久保存版」なので、どうしても
ドナドナ選択本に入ってしまうシリーズってことで星4つってことにしておきます。

永遠の春の光に包まれた優しい乙女チックに浸りたいオトメな貴方にお勧めの作品。


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*Comment

知らなかったよぅ 

タクミくんシリーズは知っていたけど、読んでませ~ん。どうもぬるいのが苦手で。
ほら、わたくし少々過激なもので(オイ)
紹介されているこの本も読んでいませんよぅ。なんだか自分のキャリア疑いたくなってきた、もう。
おばちゃんは最近癒されたいので、ちょっくらこういうのも読んでみよっかな♪
黒羽となんだっけ、あのシリーズは持っています。そしてまだ読み途中。。。とほほ
  • posted by ウダム 
  • URL 
  • 2008.01/24 01:01分 
  • [Edit]

とってもぬるくて湯冷めするかも… 

う~ん…黒羽と鵙目を先に読まれた方がいいんじゃないかなあ…
これは面白いですよ、絶対。

私の年代になってから初めて読むタクミくんシリーズは、あまりにさら~~っと
読めちゃって物足りないような気がしますよ…優しすぎるんだな~
私も今となっては、とにかく懐かしさと習慣で新刊買っちゃうようなものなので…
(お勧め紹介文書いた人間のセリフじゃないけど…)

あと出会い編がとにかく知りたくて…15年以上の疑問なのだ…
作者のじらしプレイですね…これはもう…見事に乗せられてます。
それよりはアマゾンぽちっとなをやった作品を先に読んじゃうことをお勧めします。

癒し…うん、これはそうかもしれないですね…確かにあの世界が好きなんですよ。
ただ、萌えないの(爆)
  • posted by 摩緒 
  • URL 
  • 2008.01/24 20:48分 
  • [Edit]

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